香川経済同友会の講演会にて講師を務めました

2025年11月14日(金)、一般社団法人香川経済同友会事務局会議室にて、同会提言委員会主催、経済活性化委員会共催の講演会「経済で見る香川県」(シリーズ第3回)が開催され、当研究所の丸髙理事・調査部長が講師として登壇しました。本講演会は、香川県の更なる発展を目指し、「経済界として何をすべきか」を考える提言活動の一環として企画されたもので、当日は会場とWEB配信のハイブリッド形式で実施されました。

丸高理事は「香川の経済動向について」と題し、地域シンクタンクとして蓄積してきた分析データをもとに、香川県経済の構造や課題を詳細に解説しました。講演では、県内総生産(GDP)が全国比で低下傾向にある現状、2013年の製油所閉鎖等の影響による県外依存度の高まり、さらには地域内経済循環の弱体化 という構造的な課題を指摘しました。特に、産業連関分析の結果から、商業が所得創出の中核を担うという県特有の経済構造、そして経済波及効果の広がりが弱まっている現状が示されました。約1時間の講演後には、「県内GDP向上のための産業育成」や「内需型産業への資金供給のあり方」などをテーマに活発な質疑応答が行われ、参加者の高い関心がうかがえました。

当研究所では、地域経済に関わるテーマを中心に賛助会員の皆様に向けたセミナー講師等を随時承っています。お気軽にお問い合わせください。