
2025年2月20日(木)、21日(金)、徳島市の四国大学交流プラザにおいて「国際観光コンベンションフォーラム2025in徳島」が開催され、20日に実施された「MICE誘致・拡大に向けた地域コンテンツ開発」分科会において、当研究所の所長・澁江が話題提供者としてプレゼンテーションを行いました。
澁江からは、当研究所が今年度観光庁の採択を受けて取り組んだ、「M・I 旅行誘致に向けた『One Team 四国』 としてのコンテンツ開発とブランド構築」事業において、地域経済研究所として地域振興の観点から実証事業に取り組んだポイントとして、官民広域連携、四国各地でのコンテンツ造成、プロモーション効果などについて発表しました。その後、会場からの質疑応答も交えながら、MICE旅行誘致の地域経済効果について意見交換を行いました。
このフォーラムは、国際会議の誘致など地域でのビジネスイベントや集客のあり方・課題やMICEのあり方を議論する場として日本コンベンション研究会が主催し、2006年から毎年全国各地で持ち回り開催されています。今年は第14回年次大会として「2030に向けたMICEロードマップを考える」をテーマに徳島で行われました。2日間にわたり、観光庁MICE担当官、学識経験者の他、全国各地の自治体、観光コンベンションビューロー等のMICE担当者が集まり、講演や分科会、パネルディスカッション、エクスカーションなど様々な場が設けられ、情報共有と交流を深める機会となりました。
2023年、日本政府は「新時代のインバウンド拡大アクションプラン」のなかで、国際会議の開催件数について、2030年までに開催国としてアジアNo.1の地位確立、世界5位以内を目指すとしています。当研究所はこの目標を踏まえ、観光振興による地域活性化に貢献できる取り組みを続けていきたいと考えています。