「四国遍路シンポジウム」を開催しました

外国人お遍路さんが増加していることを受けて、四国遍路の受入環境整備を考える「四国遍路シンポジウム~四国遍路の受入環境整備を考える~」(国土交通省四国運輸局主催)が2024年2月13日(火)、高松シンボルタワー6階かがわ国際会議場で開催され、外国人お遍路さん受入環境の整備および宿泊施設や交通手段に関する情報発信の重要性について議論が行われました。百十四経済研究所は共催者としてシンポジウムの運営を担当いたしました。

当日は3部構成で進み、第1部では当研究所が四国運輸局より受託した「DX を活用した四国遍路の受入環境整備に向けた調査事業」について、当研究所の理事地域振興部長・村尾より事業報告を行いました。第2部では株式会社DMC高野山代表取締役の大田原博亮氏による「世界遺産・高野山における文化観光地域づくり」をテーマとした基調講演、第3部では「四国遍路の受入環境整備を考える」をテーマとして、四国遍路の課題と将来展望についてパネリスト5名によるパネルディスカッションが行われました。

シンポジウムには各界より約230名の方にご参加いただき、四国遍路の維持継承と来訪者受入態勢の整備について、現状認識と今後のあるべき方向性について共有ができたと思います。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

当研究所では2021年より「遍路道情報センター」として外国人お遍路さんの受入環境整備に関わる活動に積極的に取り組みしており、今後も引き続き実施予定です。引き続き皆様のご支援とご協力をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

【参考】遍路道情報センターが運営する四国遍路の総合情報サイト